レーザー脱毛のメカニズムとは

脱毛をしようと思うと、光脱毛とレーザー脱毛という二種類の選択肢があります。光脱毛とは光を照射することによって脱毛をする方法で、痛みが少ないという特徴があります。光脱毛はレーザー脱毛より出力の低い機器を使うので、サロンでも行なうことができます。

 

レーザー脱毛は、単一の波長の光を用いて脱毛する方法で、光脱毛より痛みがあります。レーザーは波長の長さによって特定の色のみに作用しますが、それを活かして、集中的に毛根にダメージを与えることで毛根細胞を破壊します。

 

レーザーは医療機関でないと扱うことができませんので、美容クリニックで施術してもらうことになります。美容クリニックではレーザーの出力が強く、効果が高いため痛みがありますが、麻酔クリームを塗るなどして痛みを軽減することもできます。

 

レーザー脱毛では、毛周期に合わせて5~8回ほど施術を行います。2~3ヶ月に一度施術を行なうので、1年~1年半ほど通う必要があります。光脱毛は平均2~3年かかると言われていますので、レーザーの方が早く効果を実感することができます。レーザー脱毛はどの部位にでもできるわけではありません。

 

レーザーが黒色に反応するので、色素沈着の濃い部分は強く反応して痛みが強くなるからです。日焼けをした肌やほくろのある部位などは、施術してもらえないことがあります。施術をする前には、日焼けをしないなど肌のコンディションを整えるようにしておきましょう。

 

脱毛は肌にやさしいと言われていますが、高温の熱が肌に照射されるため肌質や体調などによってトラブルが起こることもあります。これを少しでも抑えられるよう事前に冷却パックで肌を冷やしたり、施術後には火照りが静まるまでクールダウンを心がける必要があるのです。

 

そんな脱毛ですが、こういったケアに加え、専門的な知識にて安全に施術してくれるのがレーザー脱毛です。医療資格を有するドクターなどが対応してくれるのはもちろん、つねに常在している医療機関にて行うので、もし何か皮膚トラブルなどが発生したとしても迅速に処置できます。

 

これに対しサロンの光脱毛では、提携している医療関係者に連絡をとってから駆けつけるスタイルのため、遅れが出てしまう可能性も否定はできないのです。また、レーザー脱毛は、どのような肌質の人でも安心して利用できる点もメリットだと言えます。

 

敏感肌や肌が荒れやすい人などの場合でも、施術の前に診察を行い、施術が可能かどうか判断したうえで脱毛に進むからです。医療機関にもよりますが、痛みに弱い人には施術前に麻酔クリームを塗るなど対策をとってくれる場所もあるので、事前にその旨を申し出るとよいでしょう。

 

レーザー脱毛のレーザーは毛根に作用するもので肌表面に麻酔をしても意味がなさそうですが、何もしないよりは痛みを和らげることができるのです。サロンでは医療行為である麻酔は使用不可能なので、肌のことや痛みの軽減などを考える人はレーザー脱毛を検討していきたいものです。

 

クリニックで行っているレーザー脱毛は高い効果でムダ毛をなくしてくれるだけでなく、肌をきれいにするという魅力も併せ持っています。その理由としては、使用している脱毛マシンにて照射されるレーザーに秘密があると言えます。このレーザーは肌表面を通り毛根にまで到達させるのが基本ですが、その際毛根だけでなく少なからず周りの組織や細胞などにも刺激を与えます

 

。組織や細胞は刺激を受けることで活性化する特長があるので、それにより働きが活発になってくれば、コラーゲンなどの美容成分を生成するようになります。肌内部のコラーゲンはもともと存在している成分ですが、加齢によって失われてくるため、その影響でハリ不足や毛穴の開きなどのトラブルが目立ち始めている肌は、コラーゲンが作り出されることにより次第にハリを取り戻し毛穴を小さくしていくのです。

 

毛穴が閉じてくればキメが整いやすくなって表面がなめらかになるほか、黒ずみが目立たなくなるので透明感が引き出されるといった効果も期待できます。レーザー脱毛は毛周期ごとに施術を何回も繰り返す必要があるため、レーザーにて動きが活発になる組織や細胞には、その都度刺激が届くことになり、肌のきれい度も増してきます。

 

その変化は急激に現れるわけではなく緩やかなので、すぐには気づきにくいかもしれませんが、レーザー脱毛が終了するころになれば、脱毛を利用し始めるころの肌に比べて何倍もきれいになった肌を実感できるようになるのです。

 

レーザー脱毛は今最もポピュラーな脱毛方法として多くの人に利用されています。しかし意外と知られていないのがその脱毛メカニズムです。レーザー脱毛は、レーザーによって生じる熱の力で毛根の細胞を破壊することで脱毛作用を及ぼします。

 

レーザーはムダ毛の黒い色に反応して熱を与えますので、肌に照射してもムダ毛がある部分にしか反応せず、肌全体に熱が伝わって火傷を引き起こすなどといったことはありません。レーザー脱毛は永久脱毛として認められていますが、完全にムダ毛が生えてこなくなるまでには合計で5回前後施術を行うことが普通です。

 

レーザーは1回の照射で肌の表面のムダ毛の毛根すべてを破壊することができますが、ムダ毛は肌の下にも存在しており、それらは2~3ヶ月の周期で肌表面のムダ毛と生え替わります。1回に肌の表面に生えてくるムダ毛は少量ですので、1回の施術で処理できるムダ毛は全体のうちの一部でしかありません。

 

2~3ヶ月の生え替わり時期に合わせて施術を繰り返し行うことで徐々に毛量が減り、最後には完全に生えてこない状態になるというわけです。必ず生え替わり時期に合わせて施術を行うことが必要で、もし周期を守らずに施術を行っても十分な脱毛効果が得られませんので、その点に注意をしましょう。

 

また必要となる回数はあくまでも目安であり、毛量の多い人などはその限りではありませんので、あらかじめ理解した上で施術にのぞむことが望ましいでしょう。医療レーザー脱毛のもっている光の波長というのは、黒いメラニンの色に効率的に反応するものです。ムダ毛をなくしたい部分にレーザー照射することで、レーザーの光は毛根のメラニン色素に吸収されて発熱させることになります。

 

これによって、体毛を健やかに成長させる毛乳頭を強力に破壊します。レーザー照射により1度破壊された毛根は、体毛を今までみたいに生成する工場を無くした状態になります。工場がないのですから、そこからは再びムダ毛を映えさせることは不可能な状態となります。つまりレーザー照射による脱毛は、永久性を持った脱毛を叶える手段であるとも言えるのです。

 

医療クリニックで照射できるレーザーの光は、ダイレクトに皮下の毛の持つメラニンだけをターゲットにしています。照射をしても肌の表皮を傷つけることが全くなくて、安全な永久脱毛をすることができます。そんな強力な医療レーザー脱毛ですが、レーザー照射の時には、輪ゴムがパチンと軽くはじける程度の感覚です。

 

特には麻酔なども必要としなくても大丈夫ではありますが、毛が太い部分とか濃い場合になると、その刺激は若干少し強く感じることも出てきます。今では痛くないタイプの医療レーザー脱毛機もありますから、クリニックによっては賢くパーツによってマシンを使い分けることもしています。

 

痛みの少ないマシンでの脱毛をしたいのであれば、できるだけ最新式の脱毛マシンを導入しているクリニックを選ぶのも一つです。旧式のマシンも良くないわけではありませんが、やはり最新の機器に比べると痛みは強くなるというのは否めない部分です。

 


医療レーザー脱毛の分かりやすい仕組み